同29日の午後7時から9時48分の平均世帯視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、個人視聴率は4.3%で、放送時間帯にすればまったくふるわない数字だった。
「それよりも、制作サイドがショックを受けていたのは、同時間帯の前4週の平均世帯視聴率との比較。前4週は世帯が11.3%、個人が6.8%だったので、大幅にダウンと言えるだろう。もともと、19年8月に金曜夜の番組の枠移動を行い、午後8時だった『Mステ』を午後9時に、午後9時からだった『ザワつく!金曜日』を午後7時に、Mステの枠にはゴールデン進出を果たした『マツコ&有吉 かりそめ天国』が入った。しかし、『Mステ』の前の2つの番組は視聴率2ケタをコンスタントに超える人気ぶりだが、『Mステ』はどんどん視聴率がダウンすることになってしまった」(テレ朝関係者)
今年の『Mステ』の放送歴を振り返ると、以前はほぼ毎週金曜日だったが、今や月2回ペースの放送。3時間SPの前回は9月8日だったが世帯視聴率は6.7%でわずかに3時間SPを上回っていた。
「3時間SPはジャニーズを大量に投入していればもっと数字が取れたかもしれないが、この数字では、もはや番組が存続する意義はないし、番組としての役目は終えたという見方も。局の上層部としては、完全な特番化も選択肢にあるかもしれない」(芸能記者)
通常、民放各局で大きな動きがあるのは春秋の改編だが、来年4月の改編に向けて大きな発表があるかもしれない。