「山下は海外志向が強く、『文春』のインタビューでも動画配信サービスはほとんど全部入っていて、韓国、アメリカ、インドなどいろんな国の映像作品を見て、感性を高めていると話しています。ただ、退所後に出演した『THE HEAD』『SEE HEAR Love ~見えなくても聞こえなくても愛してる~』など海外と共同製作した作品は、いずれも存在感や爪痕を残せないでいる。現在も主演ドラマ『神の雫/Drops of God』が『Hulu』で配信中ですが、『モーニング』(講談社)で原作漫画の新章がスタートする後押しがありながらも、再生回数はあまり伸びていません」(前出・芸能ライター)
一方、国内では主演ドラマ『正直不動産』(NHK)が好評を博し、2024年1月3日には『正直不動産スペシャル』が放送され、同年1月9日から『正直不動産2』として凱旋を果たすことが決まっている。
「一連のジャニー喜多川氏による性加害の問題以降、事務所側も促したように今後はテレビ局のジャニーズへの忖度も弱まっていくでしょう。その流れで、山下の代表作である『コード・ブルー』(フジテレビ系)の復活の目も出てきています。山下にとっては、民放ゴールデンの主演俳優に戻れる大チャンスですが、それも“辞めジャニはセーフか、アウトか”は世間の風向きしだい。このまま微妙な役どころで『国際俳優』を目指したほうがいいのか、本人も悩ましいのでは…」(テレビ関係者)
「原色美男図鑑」は2週連続の登場となるが、山下を例にとるまでもなく、テレビ局によるジャニーズへの忖度はどうなっていくのだろうか。