噂されていた嵐・櫻井翔の『news zero』(日本テレビ系)卒業の可能性が高まってきた。複数のメディアで「来年3月にも降板か」と伝えられていたが、4日付の東京スポーツWEB版が「来春卒業で内定」と報じ、いよいよキャスター卒業が本決まりとなりそうな気配だ。
櫻井は2006年から『news zero』(就任当時のタイトルは大文字表記)の月曜キャスターを務め、慶應義塾大学経済学部出身の知性を活かし、アイドルの枠を超えて積極的に報道分野に進出。櫻井が出演する月曜日は他の曜日に比べて視聴率が高く、報道番組にあまり興味がなかった視聴者層を呼び込んだ。櫻井のキャスター業の成功が、のちのジャニーズタレントの報道・情報番組への盛んな進出につながったともいわれている。
「アイドルキャスター」の地位を確立した櫻井だが、ジャニーズ性加害問題についてはなかなかコメントせず、当初はメインキャスターの有働由美子に任せきりになってしまったことで「キャスター失格では」と厳しい声が相次ぐように。ただのタレントなら仕方ないとも思えるが、報道番組のキャスターとなると「所属事務所のことだからコメントできない」というのは通用しないと考える人が多かったためだ。
世間の批判を受けてか、その後は何度か言及するようになったが、「しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい」と語るなど、どこか「外から目線」的に思えるコメントに批判が集まった。ジャニーズ事務所の2度目の会見が開かれた今月2日にも、櫻井は同番組で事務所の対応について「遅いなとか後手後手だなというふうに感じてもいました」「きょう発表したような案があるのなら、もう少し早く発表できなかったのか」などとコメントしたが、やはりネット上では「他人事のようだ」などと厳しい評価が目立っている。