CMが壊滅的な状況となっているうえに、性加害問題の影響で主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)シリーズ最新作の制作が延期になったとも伝えられており、今後の新規キャスティングも難しいとみられ、仕事への影響は甚大だ。2日に元V6で俳優の岡田准一が11月いっぱいでジャニーズを退所すると発表したが、グループに所属していない俳優業中心のタレントはジャニーズに固執する意味が少ないため、岡田に続いて木村も退所するのではとみる向きがある。

 だが、3日付のスポーツ報知が「木村拓哉、ジャニーズ新会社とエージェント契約へ…CM起用に影響も意思変わらず」と題し、木村に独立や移籍の意思がないことを報道。2日の会見後、木村は自身のInstagramに前を見据える自身の写真などと共に「一歩ずつ、前に!」と前向きなメッセージを記しており、この言葉からも退所せずに新体制の下で活動していく意思をうかがわせる。

 木村といえば、女性マネージャーの退社に端を発したSMAP独立騒動の時に「事務所への恩義」を理由にジャニーズ残留を主張したとされ、結果的にそれがSMAP解散の引き金となり、その後に木村以外のメンバーたちはジャニ―ズを去った。一部では、そうした経緯があったために「今さら退所するとは言えないのでは」といった指摘もあるが……。

 いずれにしても、天下のスーパースターだった木村のCMやドラマが壊滅的な状況になるとは誰が想像しただろうか。この状況からどのように「一歩ずつ」前に進んでいくのか、今後も注目したい。