Twitter動画を保存すると違法なの?
「動画保存くん」について理解する上で、「そもそもTwitterの動画を保存しても大丈夫なの?違法にならないの?」と疑問に思うかもしれません。
そこで、Twitterの動画を保存することは違法なのか、個人で楽しむ分には大丈夫なのか?ということについて検証してみます。
Twitter動画保存は原則違法ではない
Twitterにアップされている動画は、原則として違法ではありません。2020年よりTwitterの新しい規約には、「動画のダウンロードは行ってはいけない」という記述は見当たりません。ただし、「著作権の侵害」に当たる行為は違法となるので気をつけましょう。
例えば、自分以外の動画を、製作者の許可を得ずにインターネット上にアップロードすることや、違法だと知りながら拡散・ダウンロードすることです。
身近な例では、テレビや映画などを切り抜いたり、アーティストのミュージックビデオなどを自分のアカウントから発信することです。製作者当人ではなく、他の人にも不利益が生じるためNG行為となっています。
「知らなかった」等といった言い訳も通じないため、動画のアップロードには細心の注意が必要です。「動画で保存くん」も、Twitterの規約からすると違法アプリにはなりません。しかし、使い方次第では犯罪になりうるので、違法にアップロードされている動画に注意しましょう。
Twitter動画を個人で楽しむのはOK
Twitterにアップされている動画は、個人で楽しむ分には問題ないとされています。法律の話をすると、著作権法第三十条では「私的使用のための複製」について定められていますが、その中でも著作権物の複製は禁止されています。ただし、例外的に個人で利用する際は複製が可能となっています。
「自身のSNSやホームページに投稿するためにダウンロードする」「他人が使用するために自身が代理でダウンロードする」「職務において必要だから無許可でダウンロードする」といったことは「個人の利用」として認められないため、してはいけません。
個人で楽しむ範囲を超え、自分以外の誰かに使用する目的であれば動画をダウンロードした時点でアウトになります。