「とはいえジャニーズタレントは人気もあるし、数字も持っている。“できれば完全に切りたくない”というのもテレビ局の本音。どうにかこの問題が上手く解決してくれないかなと祈るような気持ちのテレビ関係者は多いです」(同)

 前述したように10月2日に再び記者会見を行ったジャニーズ事務所。そこでは、今後の会社運営や被害者への補償、再発防止策、タレントのマネジメント体制の見直しなどの具体的な内容が明かされた。

「とにかく、この記者会見は多くの関係者の注目を集めました。これまで通りに戻るのは難しいとしても、少なくともジャニーズタレントを使えるような状況にしてほしい……と、業界内の誰もが思っているのでは」(同)

 ジャニー氏の性加害に振り回されるドラマの現場。彼らもまた被害者なのかもしれない。