給与明細書の見方とチェックしておきたいポイント

毎月もらう給与明細書にほとんど目を通さない、開封すらしないという人はいませんか?

給与明細書には、支払われた給与額はもちろん、社会保険料や税金など控除金額も詳しく記載されています。社会人として、自分が稼いだお金から何がいくら差し引かれているか、きちんと知っておきましょう。

また、会社から出されているとはいえ、間違いがないとも限らないため、確認しておくことが必要です。給与明細書は一般的に以下の3つの欄で構成されています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.勤怠状況
2.支給額
3.控除額

1.勤怠状況

出勤や欠勤、有給休暇の日数、時間外労働(残業)時間などが記載されている欄。間違いがないかチェックしておきましょう。

2.支給額

会社から支給される給与について記載されている欄です。基本給に加えて、時間外手当や役職手当、住宅手当などの各種手当も項目ごとにここに記載されます。

これらの手当の中には月ごとに変動するものもありますし、会社の業績が悪化したときにはカットされることもあります。もらっているお金の合計金額だけでなく、内訳もしっかりチェックしておきましょう。

3.控除額

給与から差し引かれるお金について記載されている欄です。健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などの社会保険料、そして所得税や住民税、また、会社によっては財形貯蓄分などが差し引かれ、ここに記されます。

これらの金額は年齢や給与の額で変化し、控除額の合計は会社が支給した金額の2~3割程度になるのが一般的です。