皮膚科医 友利新先生直伝!美肌のための温泉入浴後の肌ケア法
温泉入浴後の効果的なスキンケアをご紹介します。
教えてくれたのは…
皮膚科医 友利 新 (ともり あらた)先生
現在都内2ヵ所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きる為の啓蒙活動を雑誌・TV・ SNS で展開中。美と健康に関する著書も多数。 YouTube チャンネル『友利新 / 医師「内科・皮膚科」』は登録者数48万人を超える。
Instagram:@aratatomori
そもそも温泉はお肌にとって最大の美容液!
温泉は血流を良くして、末端まで冷えを改善し、毛細血管も広がります。血液がお肌のすみずみまで行き渡ることが、お肌にとって最大の美容液になるため、温泉は美肌効果が期待できます。
美肌県しまねには、泉質が豊かな様々な温泉があり、肌の悩み別に泉質違いで温泉を楽しめるのも魅力の一つです。
温泉入浴後は全身の肌ケアがマスト!
温泉で身体が温まった後、いつもの肌ケアでは物足りません。特にpHが高く(アルカリが強く)ピーリング効果があるような温泉では、入浴後にしっかりケアをしてあげましょう。
おすすめは、いつもよりリッチなシートマスクでのケア。髪を乾かす間もシートマスクでしっかり保湿しましょう。またいつも乳液だけの方も、クリームでしっかり水分を閉じ込めてあげましょう。
また身体のケアも大切です。お顔だけではなく、必ずボディクリームで全身保湿をしましょう。温泉に行く時は、顔と身体それぞれのクリームを準備して下さいね。
温泉専門家 植竹深雪さんが教える!美肌を叶える温泉の入り方
美肌を叶える温泉の入浴方法についてご紹介します。
教えてくれたのは…
温泉専門家 植竹 深雪(うえたけ みゆき)さん
温泉ジャーナリスト。国内外2500以上の温泉を巡り1000泊以上宿泊。美肌になる温泉を探すのが得意。利用者目線で温泉全般やサービスをはじめ、旅館ではホスピタリティや食事等について、綿密に取材。テレビやラジオにも多数出演し活躍中。各種媒体を通じて情報発信をしている。また現役アナウンサーでもある。
Instagram:@onsen.journalist_miyukiuetake
美肌を叶える温泉の入り方は2つ!
①温泉に入る前には十分に休息を取り水分補給を忘れずに
②温泉に入った後は保湿を忘れずに
温泉は癒やされるものではありますが、お風呂と違い様々な成分が溶け込んでいるため、湯あたりを防ぐためにもしっかり水分補給と休憩をとって下さい。
pHが高い(アルカリが強い)温泉ほど、お肌の水分を奪われやすいので保湿を忘れないようにしましょう。
お肌に合わせて選ぶ温泉の泉質
泉の成分が療養泉の基準を満たさない場合は泉質はありません。美肌県しまねには、 「日本三大美肌の湯」「日本三美人の湯」をはじめとした泉質豊富な温泉が60ヵ所以上もあり、肌のお悩み別に温泉を選ぶこともできます。
10種類の療養泉のうち8つの泉があり、それぞれ下記のような効果が期待できます。
単純温泉 | 穏やかな作用のやさしい温泉 |
アルカリ性単純温泉 (pH8.5以上) |
肌の不要な角質をとり、ツルツル肌に |
炭酸水素塩泉 | 肌の汚れや古い角質を落とす (クレンジング効果) |
硫酸塩泉 | 肌蘇生、しっとり潤う |
塩化物泉 | 保湿効果・保温効果 |
含鉄泉 | 冷え性・鉄分補給(飲泉) |
放射能泉 | ストレスで疲れ気味に活力を |
二酸化炭素泉 | 血行促進効果 |
酸性泉 | ピーリング効果(角質除去・引き締め) 殺菌効果 |