気になるぽっこりお腹を少しでも凹ませたい!それなら、まずは1日10分のトレーニングを始めてみましょう。10分だけでも効果を感じることはできますよ。今回はスポーツ科学を専門とする筆者が、自宅でできる、お腹を凹ませるための簡単トレーニングを紹介していきます。

 

ぽっこりお腹を凹ませるために鍛えるべき筋肉

お腹を凹ませるというと、起き上がって行う腹筋運動を行ってお腹の筋肉をつけようと考える人がいますが、それは間違いです。腹筋運動のような運動では、お腹の表面にある「腹直筋」という筋肉が鍛えられます。この筋肉はお腹の表面についているので、鍛えるとむしろお腹が盛り上がって見える可能性もあります。腹筋を割りたい方が積極的に鍛えるべき筋肉です。

お腹をへこませるために鍛えたいのは、 お腹の内側にある筋肉「腹横筋」 です。腹横筋はお腹の前から腰あたりにかけて真横についています。お腹が出て見える人は、腹横筋が緩んでいて内臓を支えきれていない可能性があります。これらの筋肉を鍛えることでお腹を内側から引き締めてぽっこりお腹を解消することができます。

お腹を凹ませ、さらにくびれを作るためには 「腹斜筋」を鍛えていきましょう。 腹斜筋は、肋骨から骨盤の前にかけてついている筋肉です。

お腹を凹ませるもう一つの筋肉は「大腰筋」 です。大腰筋は、脊柱と大腿骨(背中と足の骨)を結ぶ筋肉で、鍛えるとぽっこり出たお腹をへこませることができます。

 

ぽっこりお腹を凹ませる筋トレのコツ

トレーニングの7原則の一つに、「意識性の原則」というものがあります。これは、鍛えている部位を意識しながらトレーニングを行わないとトレーニングの効果が薄れてしまうという原則です。

逆に今どの筋肉を使っているのかを意識してトレーニングを行うと、少しの時間でもしっかりトレーニングの効果を感じることができるので、どの筋肉を使っているのか意識するようにしましょう。

 

起き上がり腹筋はぽっこりお腹解消後におすすめ

起き上がり腹筋ではぽっこりお腹は凹まないとお話ししましたが、引き締まったお腹を手に入れるには大事な種目ではあります。ただ順番としておすすめなのは、ぽっこりお腹解消後に行うことです。ある程度凹んでお腹の表面を鍛えていくと、さらに美しいお腹になります。縦にスッと線をいれたいという方も、この方法が役に立ちますよ。