日テレは1985年に『風の谷のナウシカ』(84年公開)をテレビ初放映して以来、映画番組『金曜ロードショー』を通じてスタジオジブリ作品を放送し続けたことなどから、日テレの子会社化を両社の取締役会が了承。

 子会社化に伴い、宮﨑監督が取締役名誉会長、鈴木敏夫プロデューサーが代表取締役議長、日テレの取締役専務執行役員の福田博之氏が代表取締役社長にそれぞれ就任。

 ジブリといえば、宮﨑監督による長編作品では2013年公開の『風立ちぬ』以来10年ぶりとなった『君たちはどう生きるか』では、事前のPR活動がなく、声優陣や主題歌などは公開後に情報解禁というジブリ史上前例のない戦略に出た。

 今月18日までに累計動員546万人、興収81億6000万円(興行通信社調べ)を突破。鈴木氏は会見で「ちゃんと採算とれました」と無事、製作費が回収される見込みであることを明かした。