『イチケイのカラス』初日から3日間の興収2億3600万円、『ネメシス』は……

 今年は、『ミステリと言う勿れ』以外にも、劇場版が公開されたゴールデンプライム帯の連続ドラマ作品がいくつかある。

「例えば、2021年4月期に月9枠で放送された竹野内豊主演の『イチケイのカラス』は、今年1月に劇場版が公開。ただ、全国332スクリーンと大規模上映作品ながら、初日から3日間の動員は約18万人、興収は2億3600万円だったことを踏まえると、『ミステリと言う勿れ』の勢いの強さが見て取れます」(同)

 なお、『映画 イチケイのカラス』は映画ランキングで初登場3位を獲得。決して悪くはない順位だが、当時の1位は公開7週目だった『THE FIRST SLAM DUNK』、2位も公開10週目だった『すずめの戸締まり』で、人気アニメ映画2作品に敗北している。

「また、同じく21年4月期に連ドラ放送されていた『ネメシス』(日本テレビ系)も、今年3月に『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』としてスクリーンに登場。連ドラ版と同様に広瀬すずと嵐・櫻井翔がダブル主演を務め、全国346スクリーンと大規模上映されましたが、映画ランキングでは初登場3位。しかも初日から3日間の動員は16万2000人、興収2億円と、人気女優&人気ジャニーズのダブル主演作にしては『大コケ』といえるスタートでした」(同)

 ちなみに、同週のランキング上位は、King&Prince・永瀬廉がゲスト声優を務め、公開5週目だった『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』が1位、Snow Man・目黒蓮が主演し、公開3週目だった『わたしの幸せな結婚』が2位。櫻井は、後輩ジャニーズたちの出演作に太刀打ちできなかったことになる。