そのTikTokを契機に今度は国内でも火が点いた形。もともとマネジメントにテレ朝ミュージックが関わっているため、テレ朝の深夜番組ではよく取り上げられていたが、『オトナブルー』の大ヒットによって今年4月に『ミュージックステーション』に初出演。以降、TBSやテレ東、フジテレビ、NHKなどの音楽特番に次々と出演するようになった」(音楽ライター)

 特に注目されているのがNHKの音楽特番への出演だ。8月5日に放送された明石家さんまの『明石家紅白!』、12日に放送された『ライブ・エール2023~新しい夏~』に出演したが、これにより年末の『NHK紅白歌合戦』の出場も堅いと見られているという。

「どちらも『紅白』の前哨戦と位置づけられる番組。『明石家紅白!』は特に、2017年の三浦大知、2020年の瑛人など、本家『紅白』に初出場となるアーティストが事前に出ているケースが多い。また『ライブ・エール』も“夏の紅白”と呼ばれているように、『紅白』との距離が近い。昨年の『紅白』では、純烈、ダチョウ倶楽部と共に有吉弘行が『白い雲のように』を歌って上島竜兵さんを追悼したが、有吉は不在だったもののこのコラボ自体は同年夏の『ライブ・エール』で披露済みで、非常に反響が大きかったことから『紅白』でも行われた。ここ数年の『紅白』は若年層の視聴者の取り込みを目指しているし、リーダーズはダンスの振り付けもできるうえに、破天荒っぽいキャラに見えて素顔はきわめて真面目なため、番組内の企画などでも使いやすい。初出場は確実だろう」(音楽業界関係者)

 そんな同ユニットのおかげで、あの大物歌手にも脚光が集まった。