8.豊洲駅と月島駅のマンションデータの比較まとめ

 今回は、共に再開発が進んでいる豊洲駅と月島駅を比較してみました。

●8-1.豊洲駅周辺の不動産は?

 豊洲は、街全体の再開発事業から2020年の東京オリンピックの招致まで、国をあげての事業の中心エリアでした。それに加え、大手企業と連携した大規模な再開発やタワーマンションも完成し、今後も注目度や人気度は高まることが予測されています。

 また、豊洲駅周辺では東京都の策定した「豊洲1~3丁目地区まちづくり方針」に基づいて、土地利用転換に合わせた計画的なまちづくりを進めているところです。

 豊洲駅周辺の再開発の動向として、「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」によって、豊洲ベイサイドクロス等の整備を行ってきました。

 さらに、豊洲四丁目では都営住宅の建て替え工事が行われております。いずれも計画通り進捗しており、現時点で変更の予定は聞いておりません。

 豊洲は多くの企業や商業施設が立地しており、ビジネスや商業の拠点として発展しています。そのため、賃貸需要が高く、投資や賃貸事業にも適したエリアと言えます。

 しかし、豊洲の不動産を購入するうえで、リスクとなり得るのが災害による津波や氾濫、液状化です。江東区の発表によると、津波などによる災害は極めて低いと想定されていますが、一概に軽視できる問題ではないと思います。

 したがって、豊洲は、今後も目が離せない注目の街だといえますが、不動産を購入するのであれば、災害によるリスクを考慮したうえで購入することをおすすめします。