『VIVANT』のスケール感に慣れた視聴者が、急に日常に引き戻されるような作品をどう捉えるのか……。鈴木にとっては真価が問われる作品になりそうです」(テレビ情報誌記者)

 さらに彼にとっては嫌なデータもある。

「日曜劇場はこれまでも数々のヒット作を生み出してきましたが、『GOOD LUCK!!』『華麗なる一族』『JIN-仁-』『半沢直樹』など、ドラマ史に残る大ヒット作の次の作品は、いずれも数字が大きく落ち込む、不発に終わっています。

この中には木村拓哉主演の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』も含まれており、シリーズ視聴率は前作『半沢直樹』の半分以下。『下剋上球児』が強烈なジンクスを打ち破れるかどうか、こちらも見ものになりそうです」(同上)

 文字通りの下剋上を果たせるか。