現在、日本国内で世界タイトルを保持している男性ボクサーは7人。そのうち、階級的に那須川と近いのが、バンタム級の井上拓真と、その兄でスーパーバンタム級2団体を制している井上尚弥だ。彼らと比較しても、遜色ない実力だと言えるのだろうか。

「拓真となら、あと数試合後にやってもそれなりの試合になるんじゃないでしょうか。それくらい那須川のポテンシャルに対する評価は高いし、関係者の期待も一気に膨れ上がっていますよ。日本王者クラスのボクサーからも那須川の動きは勉強になるといった声を聞きましたし、実際、脅威に感じている現役選手もたくさんいます。尚弥は、まあ、ちょっと話が違うというか、比較できる選手なんて世界中のどこにもいませんからね……」(同)

 一般ファンから関係者まで、大いに注目を集める那須川。18日のリングでは、どんな試合を見せてくれるだろうか。

(文=新越谷ノリヲ)