「ヒデさんは残念ながら“旬の芸人”という感じではなく、ひな壇系の番組に呼ばれづらいというのは事実です。でも、先日は島崎和歌子さんとともに『王様のブランチ』(TBS系)で買い物ロケをしていましたが、家電に関するプレゼン力は相変わらずスゴかったです。しかも、和歌子さんと一緒だったということもあり、うまく通販番組あるあるを絡めていて、それもまた面白かった。通販番組が当たり前の存在となっている今だからこそ、“通販番組あるある”の価値も上がってくる。それを笑いにつなげられるヒデさんは、もっと仕事が増えてもおかしくない芸人さんです」(同)

 しかし、業界内評価が高くても、スタッフとしてはなかなかオファーしづらい状況もあるようだ。

「ここ数年“コア視聴率”を重視する傾向にあり、出演するタレントもできるだけフレッシュなメンツが求められるようになっています。和歌子さんやヒデさんは、アラフィフ世代のベテランということで、敬遠されなくもない空気があるんですよね。あんなにスキルがあって計算できるタレントさんはいないので、現場スタッフとしてはもっと使いたいんですけど、プロデューサーなど上層部の判断で若手タレントが出演するというパターンは結構あります」(同)

 しかし、通販番組のスキルを身に着けたタレントは、地道に売れ続けていくとも言われている。