イスタンブール空港と市内を結ぶ地下鉄が一部開通し、市内へのアクセスがとても簡単になりました。スルタンアフメト(ヨーロッパ側旧市街)、エミノニュ(ヨーロッパ側旧市街)、タクシム(ヨーロッパ側新市街)、ユスキュダル(アジア側)といった主要地区へのアクセス方法をご紹介します。
イスタンブール空港とは?
トルコ最大の都市、イスタンブールに2019年に開港した新しい空港です。イスタンブールのヨーロッパ側の北側、黒海沿いにあり、観光スポットや住宅街が密集する市内からはかなり離れたところにあります。以前は地下鉄が開通していなかったので、市内への主なアクセス方法はバスもしくはタクシーでした。
空港から市内へバスで行く方法
空港から市内、市内から空港へ移動するとき、重い荷物などがある場合はバスがとても便利です。空港と市内間を行き来するバスは、市内を走っている通常の路線バスとはカテゴリーが異なり、Havaist(ハヴァイスト)と呼ばれています。このバスでの利用方法は以下の記事をご覧ください。
イスタンブール新空港⇔市内のアクセスならエアポートバス「Havaist」がおすすめ
地下鉄M11線を利用する方法
荷物が少なかったり、宿泊先や目的地が地下鉄や路面電車の駅から近い方は、新しく開通した地下鉄M11線を利用するのもいいでしょう。M11線は空港からヨーロッパ側新市街のキャウトハーネ(Kağıthane)まで開通しています(2023年9月現在)。
キャウトハーネで乗り換えすることによって新市街の中心地タクシムや旧市街のスルタンアフメト、エミノニュ、アジア側のユスキュダルに行くことができます。
スルタンアフメト、エミノニュへ行く方法(ヨーロッパ側旧市街)
トプカプ宮殿やアヤソフィアモスク、ブルーモスクの愛称で親しまれているスルタンアフメトモスクなどの観光名所があるスルタンアフメト(Sultanahmet)や、大陸間を結ぶ船が発着する交通の要所エミノニュ(Eminönü)は、旧市街を代表するエリアです。
M11線キャウトハーネで下車後、M7線に乗り換えます。M7線キャウトハーネからメヂディエキョイ(Mecidiyeköy)まで行きます。メヂディエキョイでM2線に乗り換え、ヴェズネジレル(Vezneciler)まで行きます。ヴェズネジレルで下車したあとは、路面電車に乗り換えます。標識にしかだって緩やかな下り坂を降りると路面電車T1線のラーレリ(Laleli)があります。ラーレリからスルタンアフメトまで3駅、エミノニュまで6駅です。
タクシムへ行く方法(ヨーロッパ側新市街)
新市街の中心地ともいえるタクシム(Taksim)周辺はホテルやレストランも多く、イスティクラル通りやガラタ塔へのアクセスにも便利なエリアです。
M11線キャウトハーネで下車後、M7線に乗り換えメヂディエキョイまで行きます。その後M2線に乗り換えると2駅先がタクシムです。
ユスキュダルへ行く方法(アジア側)
キャウトハーネはヨーロッパ側にあるため、ユスキュダル(Üsküdar)に限らずアジア側に渡るには、船もしくはマルマライと呼ばれる海底トンネルを通る電車に乗り換える必要があります。ここではより簡単なマルマライで行く方法をご紹介します。M11線キャウトハーネで下車後、M7線に乗り換えメヂディエキョイまで行きます。メヂディエキョイでM2線に乗り換え、終点のイェニカプ(Yenikapı)まで行きます。イェニカプでマルマライに乗り換えると2駅先がユスキュダルです。