◆周りの目や情報に振り回される現代
先日、タレントの矢口真里さんをゲストに招いて、「ライフスタイル相談室」というトークショーを行いました。矢口さんからのご相談の一つは、「自分のSNSに対して、周りの同じ立場の女性(お母さんたち)からどう反応されるかが怖い」という悩みでした。
SNSは多くの情報をもたらしてくれる便利な道具ですが、マイナス作用として「その情報で自分自身を否定する」ような心境になってしまう人たちもいます。これこそ、情報の扱い方に戸惑ってしまう現代の女性たちの悩みを象徴しているように感じたのです。
そこで私は、SNSなら、「本当はどんな人に見てもらいたいのか?」という視点を予め持ってはどうかとアドバイスさせて頂きました。情報(読者の反応)に振り回されるより、「主体的にその情報を使うには」という視点で、SNSの扱い方を決めたらどうか――とお話しさせてもらいました。
というのも、私たちの悩みの多くが、「主体性」をなくしてしまったことに起因すると思うからです。極端に言えば、目の前の情報に思考が「支配されている」状態なわけです。その状態を打開するには、「主体性」を思い出す必要があるのです。
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