たとえば、積立金額を毎月1万円に設定し、購入する投資信託が前月末には1,000円、当月末には800円に値動きした場合を考えてみます。
この場合、初回には10口、2回目は12.5口購入することができます。基準価格が下がったことで購入量が増えました。
逆に基準価格が上がれば購入量は減るので、平均購入価格が下がる仕組みです。
つみたてNISAでやってはいけないこと
つみたてNISAでやってはいけないこともあります。
信託報酬の高い銘柄や、純資産の少ない銘柄は避ける
つみたてNISAの場合、運用資産から自動的に差し引かれる信託報酬に注意が必要です。信託報酬の高い銘柄や、純資産の少ない銘柄は、避けたほうが無難です。
ネット証券では銘柄選びに役立つコンテンツも多数あるので参考にしてください。
途中で解約しない
つみたてNISAは非課税制度に加えて複利効果が期待できます。複利効果とは、運用益を再投資することで、利益が利益を生み出す好循環のしくみです。
運用年数が長いほど、複利効果は大きくなるため、途中解約しないことが重要です。
2024年1月から始まる新しいNISAでは、非課税枠の拡大に加えて積立期間が無期限化されます。
つみたてNISAの非課税枠も20年間利用できるので、早く始めて将来の資産形成に取り組むことをおすすめします。
文・IWANAGAHIM
キャリア30年以上の投資アドバイザー。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種証券外務員。
【こちらの記事も人気です】