株式投資には、「麦わら帽子は冬に買え」、「人の行く裏に道あり花の山」などの相場格言があります。これらは群集心理の影響を受けずに株式の買い時を見つける方法を示しています。

そこで、「つみたてNISAにも買い時はあるのか?」、「もし、買い時があれば、それはいつなのか?」といった疑問が出てくるかも知れません。

今回は、つみたてNISAでの買い時とその理由について解説します。

つみたてNISAで銘柄の買い時はいつなのか?

株式に関しては、株価が安くなった時に買い付けるのが適切な投資のタイミングですが、毎月一定額を買い付けるつみたてNISAにおいては異なります。

つみたてNISAの銘柄を買うタイミングは、「今すぐ」が正解です。注意点を含めて説明します。

なるべく早く始める(早く始めて買う)

つみたてNISAは年間40万円の非課税枠を20年間利用できるため、タイミングを少し遅らせても平均購入コストに大きな差は出ません。むしろ早く始めて投資金額を増やすことにメリットがあります。

投資信託の基準価額が下がると運用資産は目減りしますが、一定金額を毎月買付する方法には、平均購入価格を引き下げる効果があります。

買ったあとは長く続ける

定期的に一定金額ずつ金融商品を購入する方法をドル・コスト平均法といいます。

この方法は、価格が低い時には購入量を増やし、高い時には購入量を減らすことで、平均購入価格を低く抑えることができます。

長く続ければ、その効果は大きくなります。