子役出身の俳優は多いが、たとえば須賀健太や濱田龍臣など、ベビーフェイスが抜けきれず役柄に悩むケースも多い。鈴木も徐々に大人びた顔だちになってはいるが、まだ童顔でもある。その知名度を生かしつつ、単純なタレントではなく、コメンテーターの道を歩み始めたのは賢明なのかもしれない。また、そのための研究も怠っていないという。

「まだ10代ということもあり、『学生の意見は聞きたくない』といった声もあるようですが、本を読んだりマネージャーとディスカッションして考え方を深めたりして、コメント力をつけているそうです」(同)

 子役出身のコメンテーターというと、子役時代から視聴者に顔が知れていることで、好感度も高く、話に自然に耳を傾けてくれるメリットがある。コメンテーターといえば、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の玉川徹氏や、『めざまし8』(フジテレビ系)の橋下徹氏のように、どうしても居丈高で上から目線のイメージも強いが、鈴木にはそうしたコメンテーター像を崩していってほしいものだ。