今回は、妊娠する女性の誰もができれば経験したくない「流産・切迫流産」についてお伝えします。この記事ではそもそも流産とは?といった基本的な情報をはじめ、流産が起こる頻度や原因、流産の種類、また流産と切迫流産の違いについてお話をするので、ぜひご一読いただければと思います!これから妊娠を希望するカップルも必見です。
今回は、妊娠した女性の誰もができれば経験したくない流産・切迫流産についてお伝えします。
この記事ではそもそも流産とは?といった基本的な情報をはじめ、流産が起こる頻度や原因、流産の種類、また流産と切迫流産の違いについてお話をするので、ぜひご一読いただければと思います!
そもそも流産とは?
できれば経験したくない流産。そもそも流産とは、妊娠したにも関わらず、妊娠22週未満の早期段階で何かしらの原因で赤ちゃんが亡くなってしまい、妊娠が継続できなくなることを言います。
なお、妊娠12週未満のさらに早い時期の流産のことを「早期流産」と呼び、流産全体の約90%をこの早期流産が占めています。
安定期に妊娠報告をする理由はこれ!
妊娠をすると「安定期(妊娠16週)までは、妊娠の報告は控えた方が良い」という話を聞きますが、これは妊娠初期段階はやはり妊娠しても母子ともに体調が安定せず、流産リスクが消し切れないことが関係しています。
もし、妊娠初期段階で周囲に妊娠報告をしてしまうと、残念だったときに流産の事実を伝える必要が出てきます。心身ともに深く傷つく流産。そこに追い打ちをかけるように周囲に妊娠の進捗を聞かれることは、とても辛いことです。自分自身の心と身体の健康を守る意味でも周囲への妊娠報告の時期として「安定期以降」を選ぶ方が多いのは、こういった理由もあってのことなのです◎
流産が起こる頻度
医療機関で確認された妊娠の15%前後が流産になります。また妊娠を経験した女性の約40%が「流産経験がある」と回答した結果からも分かるように、流産は思っているよりも多くの女性が経験しています。また、女性は自身の年齢が高齢になるにつれて流産が起こる頻度が高くなるといった統計結果も出ています。海外のデータによると40歳以上の女性の流産率は約50%となっています。
もちろん個人差はあるものの、医学的に見ても女性は40歳を超えるとどうても流産リスクが高くなります。これから妊娠・出産を考えているカップルは、このような医学的統計の結果も踏まえて、妊活に取り組む時期についてご検討いただければと思います。
流産が起こる原因
流産が起こる原因にも個人差はあるものの、早期に起こった流産の原因で最も多いのが「赤ちゃん自身の染色体異常」です。この染色体異常による流産は卵子が受精した瞬間に決まっていることがほとんど!そのため、みなさま自身の妊娠初期の仕事や運動が原因で流産になることは限りなく0に等しい形になります。
一方で12週~22週で流産になった場合、胎児の問題だけでなく母体による出血、感染症、子宮収縮などが原因になっていることが考えられます。また非常に稀ですが、仕事や人間関係などにストレスを感じるなど、精神的なことが原因で流産してしまうこともあります。