『ちむどんどん』主演・黒島結菜には業界内で同情の声も……
国民的コンテンツといえる朝ドラだけに、そのヒロインに抜てきされた俳優は一目置かれる存在となる。しかし実際のところ、作品がコケたことにより、ヒロインの株までも下がるという事態が発生しているようだ。
例えば、近年の朝ドラの中で最も酷評された『ちむどんどん』のヒロイン・黒島がその一人だ。
同作の主人公は、料理に夢を懸ける沖縄「やんばる」地域出身の比嘉暢子(黒島)。もともと“沖縄の本土復帰50年記念作品”として制作されたはずだったが、戦後の沖縄が抱える米軍基地問題に正面から向き合うストーリーではなかったことから、視聴者の間で不満の声が噴出。また、暢子を含む登場人物たちの言動が「非常識」「あり得ない」とネット上で物議を醸すことも多かった。
「その結果、黒島にも『大コケした朝ドラのヒロイン』というイメージがついてしまい、業界内では同情の声まで出ていました。一方で、『ちむどんどん』の前に放送されていた21年度後期の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がトリプル主演を務めましたが、こちらは作品としての評価が高く、主演陣の株も上がった。中でも上白石は俳優としての格がランクアップした印象です。朝ドラは国民的コンテンツだけに、作品の出来・不出来が、ヒロインの評価にも大きく影響するといえるでしょう」(同)
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