3.乗降客数の推移とその比較

 東京都交通局が発表している『各駅の乗車人員』のデータを基に、『田端駅』と『西日暮里駅』を利用する乗降客数の推移を比較していきます。

 データを確認すると、2002年からコロナ禍前の2019年までの17年間で、田端駅の乗降客数は7,267人(約18%)増加しています。一方、西日暮里駅も、7,723人(約8%)と増加しています。

 しかし、コロナ禍になった2020年に、どちらの駅も大きく乗降客数は減少しています。

 年収200万未満の単身者が多いといったデータからも学生や外国人居住者が多かったのではないかと予想できます。

 コロナ禍の終息による、2023年以降の数値の変化にも注目していきたいところです。

 また、西日暮里駅に関しては、2029年に再開発が完了すると、駅前の利便性を踏まえ、将来的に乗降者数が増加することも予想されるため、今後に注目です。

 ここからは不動産を購入するうえで欠かせない、治安や地盤、災害の影響についてそれぞれのデータを比較していきます。