自分の介護に不安を持っている人の割合は88.6%にも及びます。また不安と答えた人の48.5%が「介護サービスの費用がわからない」と答えています(参照:「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査(速報版)」)。

そんな不安や悩みを解消するために、介護保険や介護サービスの基本を本稿では解説します。

そもそも介護にはどのぐらいのお金がかかる?

「生命保険文化センター」が行った調査によると、介護に必要な費用のうち、住宅改造や介護用ベッドの購入などの一時費用は平均74万円、毎月継続的にかかる費用は平均8.3万円でした。

合算すると介護初年度は173.6万円、以後も毎年99.6万円の費用がかかるとわかります。

【関連記事】
>>どんな保険にいつ入る?保険見直しのタイミングは?迷ったときの「無料 相談窓口」おしえます

民間の介護保険とは

民間介護保険とは、生命保険会社などの保険商品の一種で、公的介護保険の不足分をフォローし、経済的負担を軽減するものです。保険内容は各社で異なりますので自分にとって必要な保険商品を選択する必要があります。

民間介護保険は任意加入で、介護サービス以外の日常生活費や住宅改修費、介護用具費用などにも利用できます。年齢制限がなく65歳未満で要介護状態となったときにも活用できます。