望月氏といえば、元首相の菅義偉が官房長官時代に会見でバトルを繰り広げ、一躍その名を広めた人物。自著『新聞記者』(角川新書)が原案の映画が公開されてヒットするなど、その知名度はマスコミ業界内のみならず一般にも広がっているが、ここのところ連日、会見で“八面六臂の活躍”を披露していたという。
まず報じられたのが、ジャニー氏からの被害を訴えている元ジャニーズJr.で結成された「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が4日に都内で会見を行ったときのこと。
望月氏は「刑事事件で適切にやれば、皆さんが対話をする以上の……」などと厳しめの口調で質問。この日は、ジャニー氏から100回近く繰り返し性暴行を受けたとする俳優の服部吉次氏が当事者の会に理解と協力を表明して会見に参加していたが、望月氏の質問にガマンならなかったのか、服部氏の妻で女優の石井くに子氏が「わかるんだけどさ」と質問を遮り、「被害者なのよ。苦しいの、みんな。生きるのだって精一杯なのに、戦えっていうのは無理なのよ。死にたいくらいに苦しいんだって!」などと訴える一幕があった。
そして6日午前に行われた松野博一官房長官の記者会見では、望月記者が「私が来ているときは大抵20分ぐらいで打ち切りになる」と苦情を申し立て。それに対して松野官房長官は「客観的な事実として、会見では東京新聞さんに一番長くにわたって丁寧にお答えしている」と反論した。
【こちらの記事も読まれています】