作り方
① 耐熱性の小さめのボウルにみりん・酒を入れて、600wのレンジで20秒加熱してアルコールを飛ばし、砂糖・醤油を加えて砂糖を混ぜとかしておきます。
② なすのヘタを切り落とし、ピーラーで皮を剥きます。
③ 皮を剥いたなすをラップで包み、600wのレンジで3分加熱してラップを外し、真ん中に切れ目を下まで貫通しない程度に入れ、観音開きの要領でなすを広げます。
④ 直径20cmくらいのフライパンを熱してサラダ油をひき、③のなすを開いた面から入れて強火で焼き、焼き色が付いたら裏返してもう片面も焼き色が付くまでしっかり焼き付けます。
※ここでしっかり焼き色を付けておくのがポイントです!なすは水分量が多く、93%は水分でできていますので、表面を香ばしく焼き上げておく事で、表面に弾力のある食感が加わり、中のとろけるような食感とのメリハリができます。
⑤ 一旦火を止めてから④のフライパンに①の蒲焼のたれを入れ、今度は中火で加熱し、沸々としてとろみが付くまでしばらく煮詰め、なすに煮絡めます。
⑥ 丼ぶりに温かいごはんをよそい、⑤のなすを乗せて、フライパンに残った蒲焼のたれを回しかけ、お好みで山椒を振ったら、完成です!
造形、質感、照り具合まで、どう見てもうなぎの蒲焼そのもの!笑。味は、流石に魚と野菜なので違いはありますが、加熱したなす特有のとろりとした食感に甘辛い蒲焼のたれが絡んで、負けず劣らずの美味しさです。
うな丼やうな重なら、特別な時にいただくイベントごはんになりますが、なすで作る蒲焼なら、お財布にも優しく、普段使いのできるごはんですよね。しかも、夏に続き、秋も旬のなすですから、価格も安定していますし、なすは栄養価の少ない野菜なのですが、今が一番豊富に含まれています。
何より、旬の野菜は美味しく頂けるのが嬉しいですよね。10分もあれば作れちゃう丼なので、忙しい日のごはん作りにも活用できますし、もちろん普段使いのできる丼です。
今年の土用の丑の日は、10月22日・11月3日のあと2回残っていますので、うな丼ならぬ、このうなす丼にして、家族を驚かせてみるのも、ありですよね!?