乾燥する季節がやってきました。「髪の毛が乾燥でパサパサする。」「髪の乾燥が気になる。」そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。お肌と同じように髪も乾燥するんです。今回は、髪の乾燥の原因と対策、髪のパサパサを防ぐ方法15選をご紹介いたします!
髪の乾燥の原因は?
髪の乾燥によるパサつきが気になる季節です。髪がパサつくとヘアスタイルもまとまりません。髪の毛の構造を知って、髪の乾燥を防ぎたいですね。
髪の毛は、3層の構造になっています。1番中心にあるのが、髪のハリやコシの強さの部分になるメデュラ。その外側が髪の8割以上を構成する部分のコルテックス。そして、1番外側の髪をコーティングし、守っているのがうろこ状のキューティクルです。
髪がパサパサになって乾燥してしまうのは、このキューティクルがなんらかの原因で剥がれたりめくれたりして、そこから髪の栄養や水分が失われてしまうことが原因です。まずは髪の乾燥の原因を知ることからまず始めましょう!
髪の乾燥の原因①エアコンの風
髪が乾燥してしまうのは、室内のエアコンの風に髪が直接当たることが原因の1つです。
特に冬場は外も乾燥していますが、エアコンの風で室内も湿度が少なく、乾燥しています。エアコンの近くにいることによって、乾燥した風が直接髪にあたり髪のキューティクルが乾燥によってめくれ、そこから水分が逃げていってしまうのです。これは冬場だけでなく、夏場のクーラーの効いた室内でも同じことが言えます。
髪の乾燥の原因②シャンプーを泡立てずに使う
シャンプーを泡立てず、手に取っていきなり髪の毛につけるのも髪の乾燥の原因になります。髪を洗うときは髪が濡れているのでキューティクルが剥がれやすくなっています。
そのためシャンプーを泡立てずに髪を洗うと、髪の毛同士が擦れてしまいキューティクルがめくれてしまうのです。キューティクルが剥がれてしまうと、そこから髪の栄養や水分が抜けてしまいます。そうして髪の毛が乾燥してしまうのです。
髪の乾燥の原因③雑なタオルドライ
髪が濡れていると、キューティクルがめくれやすい、また剥がれやすくなる、ということを説明しました。
髪を洗った後、髪をまとめてぎゅっと絞ったり、タオルで雑に拭いたりすると、やはり濡れてめくれやすくなっているキューティクルが摩擦で剥がれてしまいます。髪の乾燥は雑なタオルドライが引き起こしているということも言えるのです。
髪の乾燥の原因④ドライヤーの距離が近い
髪の毛の表面のキューティクルは、熱にも弱いと言われています。
ドライヤーやヘアアイロンなどを長時間当てる、またドライヤーと髪の距離が近いと、キューティクルが熱でめくれてしまい、髪の内部が乾燥してしまうのです。
ヘアスタイルを整えるためにドライヤーを使うこともありますが、ヘアアイロンやコテも使いすぎには注意です。
髪の乾燥の原因⑤髪を自然乾燥
ドライヤーを使わず髪を自然乾燥させるのも、髪の乾燥の原因になります。
濡れている髪の毛はキューティクルが剥がれやすくなっていますね。自然乾燥している間も、髪の毛同士はこすれ合っています。擦れているキューティクルはめくれて、そこから水分が奪われ乾燥してしまうのです。
濡れたままの頭でそのまま寝ていませんか?枕と髪の毛がこすれ合って、これもまたキューティクルが剥がれ傷んでしまいます。そこから髪の乾燥が始まってしまうのです。
髪の乾燥の原因⑥髪の毛の栄養不足
髪の乾燥は栄養不足や血行不良によっても引き起こされます。
偏った栄養状態、無理なダイエットによる栄養バランスの偏り、生活習慣の乱れなどで髪の毛に必要な栄養分が行き届いていない、これが原因で髪が乾燥してしまうのです。
髪の毛の乾燥対策を万全にやっていてもなかなか成果が得られない場合、この髪の栄養不足が原因かもしれません。
髪の乾燥を防ぐ方法15選をご紹介!
髪の乾燥には様々な原因があるんですね。髪の乾燥は髪のうねりなども引き起こし、くせ毛や枝毛、切れ毛の原因にもなります。
髪がパサパサ、さらにうねっているとヘアスタイルもなかなか決まりませんね。日々のケアを心がけて、乾燥しない健康的な髪を手に入れたいものです。
次に髪の乾燥を防ぐ方法をご紹介します!
髪の乾燥を防ぐ方法①シャンプーを正しく使う
シャンプーを使うときは、まずシャンプーを手に取ってしっかり泡立ててから使いましょう。
手に取ったシャンプーをそのまま髪につけてから泡立てると、髪の毛が擦れてキューティクルがめくれてしまいます。そこから水分が抜けて髪が乾燥しやすくなるのです。シャンプーをするときも、なるべく髪に刺激を与えないようにしましょう。
シャンプーの量は基本的にワンプッシュぐらいがおすすめです。また、髪が絡まった状態でシャンプーをすると余計に摩擦が起きてしまい髪を傷めます。シャンプーをする前にヘアブラシで髪をとかして起きましょう。
シャンプーは頭皮に優しく油分を落としすぎないアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
髪の乾燥を防ぐ方法②正しいタオルドライをマスター
髪の乾燥を防ぐ対策にひとつが、正しいタオルドライです。
タオルで乱暴にゴシゴシこするように拭いていませんか?ドライヤーをかける前のタオルドライの仕方で、髪のダメージも変わってきます。ドライヤーの熱からキューティクルを守るために短時間で乾かすためにはタオルドライは重要です。
しかし、ゴシゴシ乱暴にこするとキューティクルにダメージを与えてしまいます。タオルを使うときは、髪をタオルで優しく挟んで、両側から軽く抑えるようにして水分を取っていきましょう。頭皮の近くは、頭をトントン軽くたたくようにして水分を取ってくださいね。
髪の乾燥を防ぐ方法③自然乾燥はNG
髪の乾燥を防ぐ対策として大事なのが、髪を自然乾燥で乾かさないということです。
特に髪の短い人はタオルドライしただけであとは自然乾燥で良い、と思っているかもしれません。また、ドライヤーの熱は髪に良くないからと自然乾燥しているかもしれません。
しかし、自然乾燥の方が髪を傷めやすいのです。髪が濡れたままだとキューティクルが剥がれやすくなっています。その状態を長時間放置していると、髪の内部の水分がどんどん蒸発していってしまうのです。髪の内部の水分が逃げていかないうちに、ドライヤーで手早く乾かしていくのが髪の乾燥を防ぐコツです。
また、髪のケアのためには髪が濡れたままで寝るのもNGです。枕で擦れてキューティクルが剥がれ、髪の毛もどんどん乾燥していきます。朝起きて髪がパサパサでまとまらず、ヘアスタイルも決まらない。自然乾燥をやめることで改善されるかもしれませんね。
髪の乾燥を防ぐ方法④ヘアオイルやトリートメントを使う
髪の乾燥を防ぐ対策として、ヘアオイルやトリートメントを上手に使うという方法があります。
トリートメントは、洗い流さないタイプのアウトバストリートメントというものがあります。タオルドライしたあと、トリートメントを髪につけて乾かすだけです。かなり手触りが良くなるのでおすすめです。
普通のトリートメントには、すぐ洗い流すトリートメントと、3分置いてから洗い流すトリートメントがあります。説明書に従ってあまり大量に使わないようにしましょう。
美容室などで使われているトリートメントも少し高価ではありますがおすすめです。ダメージヘア用のトリートメントを使うことで、髪の乾燥もかなり防ぐことができます。
また、トリートメントを選ぶときは、負担の少ない低刺激で保湿力の高いトリートメントを選ぶようにしましょう。
ヘアオイルは香りも良く、髪の乾燥に悩んでいる人にはおすすめです。乾燥によってパサついている髪をサラサラにしてくれます。
表面をオイルコートすることによって、髪もまとまりやすくなり、傷ついたキューティクルも復活させてくれるので、ツヤのある乾燥していない髪を取り戻すことができるでしょう。
トリートメントで髪に潤いを与えても、そのままでは蒸発して乾燥してしまいます。ヘアオイルで髪に蓋をすることによって潤い成分を閉じ込めてくれるのです。また、ヘアオイルはドライヤーの熱から髪を守ってくれる効果もあります。
ヘアオイルには様々な種類があります。椿オイル・オリーブオイル・ホホバオイル・アルガンオイル・ひまわりオイルなどなど。
これら植物性のヘアオイルは保湿力も高く、自然の成分で作られているため低刺激です。鉱物性のヘアオイルはシリコンを多く含むため手触りがよく艶髪にしてくれますが、ヘアケアにはあまり向いているとは言えません。