性加害問題でジャニーズ事務所が窮地に陥っている中、かつての幹部たちは自ら切り開いた道で注目を集めている。ジャニーズ事務所で副社長まで務めた滝沢秀明氏は、自身が社長として芸能プロダクションも兼ねる「TOBE」を設立。広く知られているように、元V6の三宅健をはじめ、元King & Princeの平野紫耀や神宮寺勇太などジャニーズ事務所で活躍していたタレントが所属している。

「ジャニーズ事務所の性加害問題が過熱していますが、まさにTOBEには神風が吹いたと言える。元タレントで結成した『ジャニーズ性加害問題当事者の会』が9月4日に記者会見をしましたが、この席で刑事告発の意向や10年近くは被害者救済の環境を作ると話した。これで、ジャニーズ事務所のイメージはさらに急落して、問題が長期化しそうなことを受けてCMスポンサーが手を引く準備を始めたと言われる。また、所属タレントの大量離脱も予想され、TOBEが受け皿になる可能性は十分にあります」(スポーツ紙記者)

 そんな順風満帆なタッキーよりも前に、ジャニーズ事務所を飛び出して稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛と事務所を設立したのが、元SMAPマネージャーの飯島三智氏だ。飯島氏は落ちこぼれだったSMAPを国民的アイドルに押し上げた功労者で、ジャニーズ事務所の幹部として山下智久、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneなどの売出しにも関わった。