今年の『24時間テレビ』は、日テレの人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』チームが中心となって制作したというが、どのコーナー企画も付け焼刃感が否めなかったようだ。

「女性芸人と耳の不自由な子どもたちによるダンスも、『イッテQ!遠泳部』の琵琶湖横断も、レギュラー版の延長線上といった感じ。企画として安定感はありましたが、目新しさはなかった」(同)

 『イッテQ』チームだからこその弊害も見られたとのこと。同局『news zero』のメインアナウンサーを務める有働由美子アナは、国際NGO「プラン・インターナショナル・ジャパン」の活動を通じて、ウガンダの少女・アンジェラちゃんを支援しており、今回、ウガンダに向かい、5年ぶりに彼女と再会したが……。

「有働アナ本人としては真面目にやりたかったのでしょうが、9月1日放送の『うどうのらじお』(ニッポン放送)で語ったところによれば、冒頭からスタッフは彼女に『ウガンダに来たんだ~!』というダジャレを要求。有働アナは『24時間テレビは、これじゃないと思う』と反論するも、スタッフから『いや、そういう感じで始めます』と言われ、仕方なくこのあいさつから始めたそうです。また、ポップな仕上がりとなったVTRが、番組終盤にオンエアされることに対しても、事前に何回も『締めのVTRは違う』と苦情を入れていたといいます」(同)