◆ゲスト芸能人や売れっ子の先輩VTRもない驚くほどにシンプルな構成

――久しぶりに新しくスタートするお笑い賞レースということでも注目されていましたが、いかがでしたでしょうか?

<月並みですが、非常に面白かったですね!セットも演出もカッコよくて、最高でした。賞レースはSNSの盛り上がりも醍醐味のひとつですが、今大会は特に若手芸人の応援や反応が熱かった印象があります。

内容は驚くほどにシンプルな構成でした。賞レースの多くは、幅広い視聴者に見てもらうために客席にゲスト芸能人を配置したり、売れっ子の先輩からVTRでのエールがあったり、それだけでなく敗者復活の演出や優勝特典の紹介など…、「ネタ自体にそれほど興味がない人にも楽しんでもらうための施策(せさく)」が多少は入ってくるものですが、それがほとんどありませんでした。ひたすらにトーナメントで漫才を見せていく。それも4時間の長丁場!

芸人審査員もいないので、ファイナリスト以外の出演者は、アナウンサーの2人を除けば、東野幸治さんと松本人志さんの2人のみ。シンプルな構成に、制作されている方の勇気や自信を感じました>