『ゼロイチ』は、それまで25年間放送し、それなりに視聴率も安定していた『メレンゲの気持ち』を終了させてまで2021年4月に鳴り物入りでスタート。MCを指原莉乃が務め、タレントの松丸亮吾、フワちゃんらがレギュラー出演するなど出演者・視聴者ともに若返りを狙った編成だった。しかし、TBS系の『王様のブランチ』といった裏番組にはまったくかなわず、視聴率は低迷。生放送の情報番組路線はわずか2年半で撤退となる。
「『ゼロイチ』はこのところ1部の平均世帯視聴率が盛り返し、4%台後半が多い。1部・2部ともに被るTBSの『ブランチ』と、2部が被るテレ朝の『中居正広のキャスターな会』との勝負も言われるほど悪くなかったが、企画が中途半端なので、番組を続ける際の“勝ち筋”が見えなかった。それなりの予算を付けているため、費用対効果から考えて打ち切りが決定。浮いた分からマツコら後継番組のギャラに回されることになる」(日テレ関係者)
指原は『ゼロイチ』のみならず、同じくMCを務める『推しといつまでも』(TBS系)も低視聴率で打ち切りになると「文春」は報じていた。こちらは今春に始まったばかりだ。
「この月曜22時枠は毎日放送制作だが、2021年秋に4年で終了した『教えてもらう前と後』を皮切りに、『100%!アピールちゃん』『月曜の蛙、大海を知る。』『推しといつまでも』と苦戦が続いています。この時間帯はテレ朝の『報道ステーション』、日テレの『しゃべくり007』(2022年3月まで)や『月曜から夜ふかし』(2022年4月から)と競合がひしめき、2021年10月からはフジテレビのカンテレ制作ドラマも始まったため、もともと厳しい枠です」(テレビ誌記者)
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