2023年2月に大阪吉本にとって大きなきっかけがあった。大阪の吉本興業の運営する漫才劇場というところがあり、そこから6組が上京して東京吉本所属になった。そのメンバーがロングコートダディ、シカゴ実業、ニッポンの社長、マルセイユ、マユリカ、紅しょうが。劇場メンバーのトップが卒業したことで確率が下がったことが大きな理由かと思う。

 実際にこのメンバーから準決勝に進んだのはシカゴ実業、ニッポンの社長、ロングコートダディ。もしここが大阪所属のままになっていなければ44組から6組合格者がでることになり約7組に1組合格と本来の合格率に戻る事になる。特にロングコートダディに至ってはM-1グランプリ2021、2022と2年連続で決勝に勝ち進み全国区となった。

 そしてロングコートダディと同じぐらいテレビで活躍し始めたニッポンの社長はキングオブコント2020、2021、2022と3年連続決勝に勝ち進んでいる。大阪合格率アップの鉄板2組が東京所属になったのは大阪の合格率的に考えるとだいぶ痛手ではあった。