「象る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「かたどる」

です!

かたどるとは、物理的・具体的には物の形を写し取るという意味と、概念・抽象的には物事をある形や図形として表す、という意味です。

形を写し取る、という意味だと一般的に使われるのは「型取り」でしょうか。

象るの場合は、先にも書いたように形そのものを写し取る以外にも、形のないものを象徴として表現するという場合にも使われます。

例えば、愛という概念をある形に象ったものがハートマークと言えるでしょう。

他にも身の回りにあるもので、何かを象ったものがきっとあるはずです。

カミナリといえばきっとあの尖ったマークを書くでしょうし、WiFiのマークは電波を象っていますね。

ちなみにまったく同じ意味・読み方で「模る」とも表記するそうです。

最後はこの漢字!「但丁」

難読漢字クイズです!

今回は、海外の偉人の名前をクイズにしました。

偉人の外国人名には、漢字が当てられているものが多いんです。

「但丁」・・・「丁稚(でっち)」と似ていますが違いますよ!

何と読むのか、早速見ていきましょう!

「但丁」の読み方のヒントは・・・

それではヒントです!

「但丁」がどういう偉人なのかをヒントにしたいと思います。

「但丁」は、イタリア文学最大の詩人と言われている人物です。

長編の叙事詩『神曲』は、イタリア文学の最高峰とも称されています。

「但丁」は、「天国への道は地獄からはじまる」「自負、嫉妬、貧欲。これらは人の心に火を放つ火花である」など名言も数多く残しました。

読み方は「〇〇テ」の3文字です。

分かりましたか?

「但丁」の読み方の答えは・・・

正解は、「ダンテ」でした!

ダンテは、世界の文学史上で高い評価を受けている詩人です。

日本には森鴎外の『即興詩人』という作品で紹介されたことがきっかけで伝わりました。

代表作の『神曲』も、原題は『神聖喜劇』を意味するイタリア語ですが、森鴎外が『神曲』と紹介したため、日本では『神曲』が一般的になっているんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!