「当初は“スルー”していたテレビ局も報道番組などでようやく扱うようになったが、まだまだ生ぬるい内容です。理由は単純明快で、番組出演者と発注先というビジネス関係があるから。今後もドラマ、音楽、バラエティ番組における“ジャニーズ依存”から脱しない限りはずっと続くでしょう」(在京テレビ関係者)
目下、注目されているのが“ジャニーズのための番組”とも揶揄される『24時間テレビ』の動向だ。1997年の第20回でKinKi Kidsがメインパーソナリティに抜擢されたのを皮切りに、ほぼ毎年のようにジャニーズタレントが「顔」となってきた。今回も、メインパーソナリティをなにわ男子が務めるだけでなく、中京テレビが展開する東海3県(愛知・岐阜・三重)のメインパーソナリティをジャニーズJr.ユニットの「美 少年」が担当。読売テレビのスペシャルサポーターは、関西ジャニーズJr.の「Aぇ! group」が4年連続で務める。また、毎度放送されるスペシャルドラマはなにわ男子の道枝駿佑が主演となる。
今年は「子ども、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題」について考える「未来志向の24時間テレビ」を謳うが、まさに子どもが被害を受けた性加害について触れないわけにはいかない。
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