『VIVANT』独走、『ハヤブサ消防団』『ウソ婚』はさらに上昇
堺雅人主演のTBS系日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』の圧倒的な強さは変わらず。増減数を見てもらえばわかるが、後半戦に差し掛かってほとんどのドラマがお気に入り登録者数の増加ペースがひとケタとなっているなか、『VIVANT』はまだ2ケタ増/週が続いており、2位以下との差をさらに広げている。世帯視聴率でも、初回11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第5話で14.2%にまで上昇しており、“半沢直樹現象”ふたたびとなりそうな気配も出てきた。
増加ペースでも『VIVANT』に続いて好調なのが松岡茉優主演の日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』。8月10日付の前回記事でフジ月9『真夏のシンデレラ』を抜いて2位に上昇した『最高の教師』だが、前回は『真夏のシンデレラ』との差はわずか2万だったのが、今回は5.1万と倍以上に差を広げている。ドラマも、タイムループというSF的な仕掛けが新展開を呼びそうな気配で、盛り上がりを見せているところだけに、今期2位の座は揺るがなさそうだ。
『真夏のシンデレラ』は引き続き3位だが、お気に入り登録者数の増加ペースでは『最高の教師』に次ぐ勢いを見せているのが中村倫也主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』で、8月10日付の前回記事でも指摘していたとおり、日本テレビ系日曜ドラマ『CODE-願いの代償-』を抜いて、今期4位まで上昇。視聴率でも、1週の放送休止を挟んだことで第3話で7.5%まで下がったものの、以降ふたたび上り調子となっている。『真夏のシンデレラ』との差は10万以上あるため、さすがに3位まで上昇することはなさそうだが、今期4位の座はこのままキープしそうだ。今期ドラマでお気に入り登録者数100万を突破しているのはまだ3作しかないが、『ハヤブサ消防団』も大台に近々突入するだろう。