ジャニーズ性加害問題をめぐっては、フジテレビが中継する9月開幕の『FIVB パリ五輪予選 ワールドカップバレー2023』で、関西ジャニーズJr.の「Aぇ! group」がスペシャルサポーターを務める予定だったが、取りやめになったと「朝日新聞」などが報じるなど、すでに事務所に影響も出始めているが、弱体化していく古巣を尻目にTOBEが勢いづいているのをみて、忸怩たる思いでいるのがジャニーズファンたちだ。
「滝沢氏は元ジャニーズタレントだっただけでなく、ジャニーズJr.の育成・プロデュースを担当するジャニーズアイランド社長という立場を務めていたわけで、事務所社長である藤島ジュリー景子氏よりも“実情”を知っていたとみられている。また、被害を告発した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトが在籍していた頃など、それ以前にジャニーズJr.を統括していたのが、元SMAPマネージャーで現在はCULEN社長の飯島三智氏。しかし、この件では2人がマスコミから追及されることはなく、ジャニーズファンからすれば“逃げ得”となっているように見え、納得がいかない人は多い」(同)
こうした状況から、ネット上では「ジャニー氏の後継者である滝沢秀明氏や、Jr.を管轄していた飯島三智氏らの調査も併せて行うべきです」「ジャニー氏と共に長年Jr.の育成に関わって後継者となり、昨年10月末までJr.のマネジメント会社の社長だった滝沢秀明氏が追及されないのは不思議」「滝沢氏や飯島氏も黙認していた側なのは明白なのだから辞めたから責任はないというのはおかしい」といったブーイングが飛び交っている。
「英BBC放送のジャーナリストがジャニー氏の性加害問題を取り上げるドキュメンタリー制作のために来日し、ジャニーズ事務所に“突撃”したのが昨夏。滝沢氏は昨年9月に“突発退社”を申し出ており、TOBEがジャニーズタレントを引き抜いて活動しているように映ることから、滝沢氏はBBCのドキュメンタリーきっかけで性加害問題が大々的に取り沙汰されるであろうことを予見して事務所を飛び出し、新事務所を立ち上げたのではとの見方もある。それだけに滝沢氏が沈黙を続けていることが不誠実に感じられる人も少なくないようだ」(同)
ジャニーズの性加害問題については、「タレントには罪はない」という論調もある一方で、「後輩たちへの性加害を黙認した」タレントへの批判もある。その点では、ジャニーズもTOBEもまったく一緒であるように思えるが……。