このスキャンダルを受けて、映画を制作するツインエンジンは、公式サイト上で公開延期および櫻井の降板を発表。「『劇場版モノノ怪』は舞台を大奥に移し、女性たちの苦しみと救済を描こうとしております。その作品性の観点からの決断となります」(原文ママ、以下同)と、その理由を説明した。

「また同社は、映画制作のためにクラウドファンディングで集めた約6000万円もの支援金について、希望者には返金を行うとも発表。ファンは制作側の誠実な対応を評価していた印象です」(芸能ライター)

 そうして今回、薬売り役を神谷が担当することが明らかに。あわせて公開時期は24年夏に決定し、新ビジュアルと特報映像も解禁された。ネット上では「まさか神谷さんとは」と驚く声や、「神谷さんが演じる薬売りさん気になるので楽しみ」「神谷さんも素敵だけど、櫻井さんの抑揚つけた声が好きだった」「櫻井さん独特の色気ある演技が見れないの残念」などと賛否両論が寄せられている状況だ。

 同学年で、アニメ『おそ松さん』シリーズ(テレビ東京ほか)など、共演作も多い2人だが、業界関係者によると、今回の役の引継ぎは「良い選択」だという。

「神谷は櫻井と声のトーンが似ていますし、落ち着いた声で演じれば、役にも合うと思います。また、ネームバリュー的には神谷のほうが格上ですし、演技力については同レベル、もしくは神谷のほうが上ですから、この交代には、文句のつけようがありません。それに、神谷は櫻井と違ってプライベートも真面目なので、今回降板する一番の要因となった“女性関係”についても心配はないでしょう」(声優業界関係者)