ここまでの全話平均視聴率は11.5%で、さすがに圧倒的な歴代ワースト1位となっている『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)の8.2%ほどではないが、現時点で大河ドラマ史上ワースト2位に位置付けている。しかも、大河とは相性の悪い近代を扱った『いだてん』とは違い、『どうする家康』は“鉄板”の戦国時代、主人公は誰もが知る家康となれば、「実質ワースト」ともいえる低迷で、NHK関係者も頭を抱えていることだろう。
「新たにジャニーズJr.の作間龍斗(HiHi Jets)の出演が発表され、すっかり“ジャニーズ大河”となっている。今後は入浴シーンでイケメン出演者たちの裸を見せるというプランも用意されていると聞くが、苦肉の策といった印象」(同)
さらに、このまま視聴率の右肩下がりが続けば、年末の『NHK紅白歌合戦』への影響も免れない。
「昨年の『紅白』は歴代ワースト2位の視聴率でしたから、NHKとしては今年こそは何が何でも数字を上げたいところ。そんななか、司会の大本命と目されているのが松本と有村架純です。嵐のメンバーで紅白の単独司会をしていないのは、芸能活動を休止している大野智を除けば松本だけですから、目玉になることは間違いない。有村も『どうする家康』で家康の正室を熱演。作中では非業の死を遂げていただけに、2人のほっこりとした空気感をもう一度観たいと願う人は多いはず。しかし現在、ジャニーズ創業者の性加害問題が世界的な関心事にまで発展している状況。松本の『紅白』司会を国民に納得してもらうためには『高視聴率』という御旗が不可欠なだけに、NHKとしてはここからの1カ月は負けられない戦いとなりそうです」(テレビ関係者)
一方で、9月のクライマックスに向けて盛り上がっている神木隆之介主演の連続テレビ小説『らんまん』の視聴率は好調。NHKは松本と有村ではなく、神木と浜辺美波を押したほうがよさそう?