貯金上手さんは、毎日のナイトルーティンを大切にしている傾向にあるようです。もしかすると、ナイトルーティンの有無が貯金上手さんとそうでない人の差なのかもしれません。そこで今回は、夫と子ども2人の4人家族でパート勤務しながら1,000万円貯めた貯金上手なAさんのナイトルーティンについて教えてもらいました。
翌日の買い物はメモできちんと見える化
買い物しなきゃと思ってスーパーに行ったはずが、お目当てのものを買い忘れた経験、ありますよね。貯金上手なAさんは、度忘れ防止のために、翌日の買い物を夜のうちにスマホにメモしておくことをナイトルーティンに加えました。
冷蔵庫の在庫や献立と照らし合わせて必要なものを検討できるので、ムダ買い防止に効果的。以前はスーパーを歩きながらお得なものはないか探していたそうですが、安いからという理由で購入したのに必要なかった、なんてことも少なくなかったため、基本的にメモのもの以外は買わないようにしているそうです。買い物時間の短縮にもつながったようです。
食材の下ごしらえで明日の食事をサポート
食事の準備の段階で献立を考えることから始めると面倒になるので、夜の食事準備の際には、次の日の食材の下ごしらえまでするのがAさんの毎晩のルーティンです。下ごしらえといっても、冷蔵庫の在庫と相談して大まかに献立を決め、野菜をカットしておいたり冷凍してある肉を冷蔵庫に移しておいたりと、簡単なことばかり。
下ごしらえができているだけで、食事の準備への気負いが減り、ササッと済ませることができるようになるそうです。
お財布の整理でキレイな状態をキープ
手元にお金があるとつい不要なものまで買ってしまったりするので、あまり多くの現金を持ち歩かないよう、お財布はあえてのコンパクトサイズを愛用しているAさん。小ぶりのサイズ感のため、放っておくとお財布の中はレシートですぐにパンパンになってしまうので、お財布の整理は大切なナイトルーティンのひとつです。
Aさんは、レシートを出したりお札の向きをそろえたりと、お財布をキレイに使うよう心掛けています。お財布の中に今どれだけの現金があるか、きちんと把握しておくことにもつながります。
その日のお金の使い方について反省会をする
Aさんは週ごとにざっくり予算を決めて、毎月使える金額を把握してしますが、お財布の整理整頓の際、その日のお金の使い方について反省会をしているそうです。反省会といっても、反省するのは時間にして3分程度。「今日は予算オーバーしてしまったな」とか「今日はお金を使わず過ごせた」、「ちょっと高かったけどいい買い物ができた」など、その日のお金の使い方について振り返るのです。
Aさんはこれをナイトルーティンとして3年間続けているのですが、自分のお金の使い方のクセや後悔しない買い物のコツなどがつかめるようになり、買い物に失敗しにくくなったそうです。
自分のためのゆったりとした時間を作る
家のことや子どものことをしてそのまま就寝すると、朝起きても疲れが取れていないと感じることもあったAさん。疲れがたまるとつい外食してしまったりストレス解消に無駄使いしてしまったりと、知らず知らずのうちに家計に響きます。
そのため、子どもを寝かしつけたあとは、お茶を飲んだり本を読んだりと、家事以外の時間を意識的に作り、せわしない気持ちをリセット。気持ち良く1日を締めくくることができると、ネガティブな気持ちが減少したり疲れにくくなったりと気持ちも安定し、ひいては無駄使いを減らすことにもつながっているそうです。
あなたのナイトルーティンの参考に!
翌日のための準備や1日を振り返る時間をナイトルーティンに取り入れることで、すべきことがより明確になります。毎日を丁寧に過ごすことで、自ずとお金が貯まる生活につながるようです。あなたもナイトルーティンを取り入れて、お金の貯まる生活にシフトしてみてはいかがでしょう。
文・佐々木佐奈
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