そんな状況で迎える今回の県知事選だが、投票率が上がる要素はまったく見当たらない。

「今回の立候補者は現職の大野元裕氏、共産党が公認する柴岡祐真氏、音楽家の大沢敏雄氏の3人。2期目を目指す大野氏は自民、公明、立憲民主、日本維新の会、国民民主が支持しており、大野氏は盤石です。過去の知事選を見ると、現職が圧勝した2011年、2015年はいずれも投票率が20%台と極めつけに低く、今回もそれが1つの目安になりそうです。

 さらに今年は猛暑も投票率を押し下げそうです。予報では、埼玉県内はまだまだ猛暑日予想が続いており、これも有権者の出足を止めそう。埼玉県選挙管理委員会は投票率アップ作戦を展開していますが、肝心の選挙戦は盛り上がりにはほど遠く、厳しい結果となりそうです」(前出・週刊誌記者)

 8月6日は別の意味でも、埼玉が“一番アツい県”になりそうだ。