塙宣之さんからは「俺はハマノとヘンミが、こういう人達ってちゃんとしてるコントをあまり5年目以下って評価されないじゃないですか」というコメントでいかに若手らしく、芸歴の短さが武器になるようなネタを求めているという発言が各審査員から聞けた部分はあった。注目のキャプテンバイソンはその次のBブロックの出演で、そのコメントが興味深かった。

 審査結果として各審査員が投票したのは、石田明さんはキャプテンバイソン、岩崎う大さんはキャプテンバイソン、長田庄平さんはキャプテンバイソン、佐久間一行さんはキャプテンバイソン、哲夫さんはイチゴ、塙宣之さんはどんちっちだった。そして客票はキャプテンバイソン140票、どんちっち91票、イチゴ45票でこちらも圧倒的だった。

 長田庄平さんは「コントのネタの構成ずば抜けていたかな、もうキングオブコントの決勝でも戦えるレベルまで仕上がっているかなと、ワードセンスもそうですけど……」とコメント。もう既に審査員の自分たちと同じレベルにいるという目線でのコメントが他と全く違う部分にも感じた。佐久間一行さんは「低いトーンから始まって、それが全部あたって拍手笑いになっていて、歌もあって、個人的には固有名詞を知ってる人は知ってる、知らない人は知らない、あまり自分のネタにも入れなくて、それを凌駕する面白さと、全部ウケていたのでキャプテンバイソンに入れさせていただきました」とコメント。苦手な手法があったうえでも評価してしまうというレベルだった。