こうしたなか、バレーボール以外のワールドカップについても“ジャニーズとの関係”が注目されている。
「同じく9月にフランスで開催されるラグビーのワールドカップでは、嵐の櫻井翔が『ジャパンラグビーアンバサダー2023』に就任済み。櫻井は日本ラグビーの認知度向上やワールドカップの機運醸成などを目的に各種イベントに出演する予定だが、現地取材や他国選手のインタビューまでできるかは微妙なところ。今大会の中継はNHK・日本テレビ・J SPORTSの3局で、特に日テレは櫻井が月曜キャスターを務める『news zero』もあるだけに櫻井を絡めてきそうだが、こちらもどう対応するか注目される。ジャニーズ事務所側は、今回の国連人権理の動きを受けてか、今後の対応について記者会見を行う意向を18日に発表しており、時期はまだ不明なものの、この会見次第ではさらに厳しい状況に置かれるだろう」(週刊誌記者)
ラグビーまでも「ジャニーズNO」の姿勢を見せれば、2024年のパリ五輪を含め、今後は国際大会にジャニーズタレントを絡めることは難しくなることも予想される。
「注目されるのは、バレーW杯の視聴率でしょう。これまでも、会場の半分以上は“ジャニーズ目当て”のファンだと見られ、W杯参加国からも『これはスポーツなんかじゃない。日本のショーだ』と不満の声が聞かれていました。実際、バレーボールファンの増加にはそれほど貢献していないのでは、と指摘されることも多かった。かつては20%を超えることもあった視聴率も、テレビ離れも相まって最近はシングルにとどまっています。もし、ジャニーズがいなくても視聴率が変わらないことがわかれば、スポーツイベントにおけるジャニーズとの距離感も変わっていくのではないでしょうか」(スポーツライター)
ジャニーズ不在効果で純粋に試合を楽しめるようになり、結果、真のバレーボールファンが増加するという結果になるかもしれない。