「1995年にV6をスペシャルサポーターに抜擢したのを皮切りに、大会のPR要員としてジャニーズ事務所の新人グループが起用される慣習が生まれ、ジャニーズグループのデビューの場とまった。『文春』によれば、関西ジャニーズJr.のAぇ! groupが2023年大会のスペシャルサポーターを務め、これを機にCDデビュー予定だったものの、『ヨーロッパのある参加国』からジャニーズが関わるなら出場しないとの抗議があったとのことで、英BBCでジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏による未成年者への性加害が取り上げられた影響では、と指摘している。7月に入ってAぇ! groupの降板が決まり、“ジャニーズなし”の大会となりそうとのこと」(芸能記者)

 ただ、この報道には疑問点も残るという。

「日本バレーボール協会の川合俊一会長が文春記者に直撃されているが、『フジテレビさんが買ってるイベント』と形容しているように、演出面はフジテレビが担っている。川合会長が『ジャニーズ使うかどうかも聞いてない』と答えたのはトボけただけだとしても、いち参加国が日本で開催する大会のスペシャルサポーターのことなど把握しているものなのか。国連人権理が動いたのは被害を訴える元ジャニーズJr.のメンバーが国連に意見書を送ったことがきっかけだったというが、ワールドカップの参加国にも何かしら“意見”を送った人がいるのかもしれない」(女性誌記者)

 いずれにせよ、今大会からジャニーズの姿はなくなりそうだ。国際連合人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会は25日に東京で、28日に大阪で聞き取り調査を行う予定で、元ジャニーズJr.だけでなく、藤島ジュリー景子社長にも会うという。訪日最終日の8月4日には作業部会が記者会見を開くとのことで、ジャニー氏の性加害問題は国際的な注目を集めるだろう。