5位の菊池風磨主演『ウソ婚』は深夜帯ながらお気に入り登録者数72.8万と『トリリオンゲーム』を超えており、配信人気が高い。TVer再生数ランキング総合部門の推移を見ても、最高1位を獲得する爆発力がある。深夜帯では、生田斗真主演・三池崇監督のテレ朝金曜ナイトドラマ『警部補ダイマジン』や、佐藤大樹主演のABC・テレビ朝日系ドラマL『around1/4 アラウンドクォーター』も好調。特に後者は、見逃し配信の再生数でABCテレビの歴代最高記録となったという。
そして6位に初登場となったのが、話題のTBS系日曜劇場『VIVANT』。16日スタートなのでフル集計ではないが、放送翌日からずっとTVer再生数ランキング総合部門のトップ5内をキープする強さがある。お気に入り登録者数はなんと前週比+46.4万で83.1万まで伸ばしており、『真夏のシンデレラ』をまもなく抜きそうな勢いだ。次週はさらに順位を上げること間違いないだろう。視聴率と合わせると、やはり今期の覇権ドラマは『VIVANT』となりそうだ。
多くの作品が新たにランクインしたことで大きな順位変動が起こっており、7月2日スタートといち早く始まった坂口健太郎主演の『CODEー願いの代償ー』はついに1位の座から陥落することになったが、それ以上に注目したいのが、4日にスタートしていた伊藤沙莉×織田裕二×中島健人のテレ朝火曜ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』。先週、「早くも勢いが鈍っており、次週はもっと順位を落としそう」と指摘したが、そのとおりの結果となり、大幅にポイントを落として今週13位にまで転落。お気に入り登録者数の伸びは前週比+5.6万(56.8万)と鈍く、TVer再生数ランキング総合部門では最高順位5位、トップ10滞在期間は3日にまで落ち込んでしまっている。視聴率は好調で、「視聴率は強いが、配信は弱い」のテレ朝ドラマらしい動きに落ち着き始めている。伊藤沙莉主演ドラマながら、織田裕二が主演級に活躍していて、コミカルな織田裕二を観たいという視聴者が中心なのだろうか。
新たに放送を開始したところでは、成田凌×小芝風花のカンテレ制作・フジテレビ系列放送の月10ドラマ『転職の魔王様』が17日にスタートしたが、今のところTVer再生数ランキング総合部門での最高順位が5位、お気に入り登録者数は31.0万と、かなり苦しい立ち上がりだ。月曜の夜から重くて辛いという感想も散見されるが、ここから挽回していけるか。来週に注目だ。
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