この鈴木氏の釈明には、SCとの微妙な関係も影響しているようだ。
「鈴木氏は『山下達郎のことを鈴木おさむが面白い、って。いやいや、ぼくちょっと手が震えましたよ』『会社の人が見たら絶対に怒るよね』とも話していましたが、SCの小杉周水社長を怒らせたくない思いが強いのでしょう。というのも、『週刊文春』7月27日号には、SMAP解散騒動の内幕を暴露するような『小説SMAP』について、『発売前日に小説の内容を知った小杉氏は激怒。鈴木氏を呼び出し、契約解除を促したそうです』という元SC社員のコメントがあります。結局のところ契約解除は免れたようですが、『小説SMAP』の第2弾が活動初期の話になったのも、小杉社長から釘を刺されたからでは? 思えば、第1弾発表の際は、『いわゆる「暴露」とは全然違う、希望の「物語」』といった古市憲寿氏の感想をリツイートする程度でしたが、今回は一般の読者の感想などもリツイートするなど、SNSでの宣伝もアクティブ。契約形態の違いなどの事情もありそうですが、松尾氏と鈴木氏でSCの対処が結果的に違ったのは、松尾氏が自分の意志をあくまで曲げなかった一方、鈴木氏は小杉社長からの“要望”を受け入れたからなのかもしれません」(女性誌記者)
鈴木氏は、ジャニーズ事務所から離れた元SMAPの草彅剛、稲垣吾郎、香取慎吾の3人とは、ABEMA『7.2 新しい別の窓』やNHK Eテレ『ワルイコあつまれ』の構成を担当するなど関係が続いている。一方でジャニーズとも、Kis-My-Ft2の『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)や、明石家さんまと木村拓哉の特番『さんタク』(同)を引き続き担当しているほか、2018年から始まり、KAT-TUN・中丸雄一が出演する『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)の構成も担当。鈴木氏も、ジャニーズに、あるいはスマイルカンパニーに「恩義」を強く感じているのだろうか。