◆中華ファンでも入りやすいタイドラマ

──最後に、タイドラマの魅力を一言でお願いします!

青木久美子さん
【青木久美子さん】撮影/秋山泰彦
青木:俳優さんが魅力的なのはもちろん、街や食事など文化の違いが表れていて楽しいですね。ここに遺跡があるんだとか、ここの水上マーケットに行きたいなとか。

小田:私は、作品によってですが、ハリウッド映画を意識している作りが感じられるところでしょうか。あとは中華系の文化が日常になじんでいるので、中国の影響がうかがえる要素があって、中華ファンでも入りやすい点かな。

菊池:僕はタイ映画をよく観るんですけど、やっぱりサスペンスとかアクションにおもしろい作品が多いですよ。タイドラマはどうしてもBLメインになっちゃうので、やっぱりもっと違うジャンルが入ってくるといいですよね。

中国&タイドラマガイド2023
『中国&タイドラマガイド2023』(扶桑社)
<構成/女子SPA!編集部>

【青木久美子さん】

華流ウォッチャー。アジアンエンタメライター。『韓流ぴあ』『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ)、『韓国テレビドラマコレクション』『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)ほか、情報誌を中心に韓国・中国・台湾などアジアンエンタメの魅力を紹介。好きなジャンルはSF、ファンタジー、ミステリー。

【小田香さん】

華流ウォッチャー。出版社勤務を経てフリーランスとなり、ブレーンライターを務める『韓流ぴあ』をはじめとする韓流誌や、韓国ドラマのDVDブックレット、映画パンフレットを中心に執筆。また、日本映画や台湾映画、ミュージカルなどの分野でも編集及びインタビューを行う。著書に『韓国ドラマ「イニョプの道」公式ストーリーブック』(ぴあ)がある。

【菊池昌彦さん】

華流ウォッチャー。雑誌編集者を経て2000年よりフリーライターとして活動。アジアの映画、ドラマ、音楽などエンタメのほか歴史にも通じ、08年からは長野に転居し、農業を営みながら執筆活動を継続中。著書に『中国時代劇がさらに楽しくなる!皇帝と皇后から見る中国の歴史』(辰巳出版)。執筆協力に『一冊でわかる中国史』(河出書房新社)。

【女子SPA!編集部】

大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa