「不振で6月25日に登録抹消後、近本を死球で欠いて7月5日に緊急再昇格した佐藤輝明のことです。復調するかなと見守っていたのですが、なんと復帰9試合で31打数3安打、打率は9分6厘と絶望的な数字になったのです。そこで『打率1割を切ったのですが……』と水を向けられた岡田監督は、『そんな数字は見てないわ。そんな基準あんの』と返答。『振れてないと思うが?』と続けると、今度は『それどうすんの、振れてないの。それ、どうすんの(笑)……なあ。佐藤どうすんの』と“逆ギレ”してしまった。取材現場は凍り付いたといいます」(在京テレビ局スポーツディレクター)

 なおもマスコミが「必要な戦力だと思うが……」と追いすがると、今度は岡田監督が「いや、なんとかて。どうすんの、お前そんなん。そういう質問はどう答えたらええの。ええ!?」とさらに怒り心頭。スタメン落ちを提案した途端に、今度は「それは俺が決めることやんか。そんなんお前、外すとか使うとか新聞社に言うことやないやろ。なんでよそれ。そういう質問するからおかしいことなるんやろ」とまくし立てたという。

 球団OBは「また、都合が悪くなったら周りに八つ当たりする岡田監督の悪い癖が顔をのぞかせていますね」と薄ら笑いを浮かべる。

「質問したメディアはもうすぐ還暦を迎えるベテラン記者ですよ。前回の岡田政権時代を知っていて貴重な存在ではあるのですが、いかんせん周りの空気をあまり読めないのが玉にキズ。岡田監督も『おい〇ヤ樽!』と容姿をイジるなど、コミュニケーションはまだ取れているほうですが、勝負弱い一面もある。今回は質問が完全に裏目に出ていますね」

 旧知の仲でさえ遠ざけるほどイライラを募らせている岡田監督。オールスターゲームを挟んで22日からは後半戦が始まるが、このままではまたチーム内が「おかしなこと」に包まれてしまいかねない危険な空気が漂い始めている。