日本人は金魚好き

江戸時代には「金魚売り」がいたほど、日本人は昔から金魚が大好き。

浮世絵にも金魚がよく登場します。

当時の「蘭鋳」は「丸子(まるっこ)」と呼ばれていたそうです。

金魚売りの仕事は庶民がしていましたが、養殖していたのは武士が多かったといいます。

下級武士にとって、貴重な収入源だったんですね!

現在も全国各地で愛好家による品評会が行われていますから、日本人の金魚好きは変わっていないようです。

最後はこの漢字!「薙髪」

「薙髪」の読み方をご存じですか?

「薙」は「薙刀(なぎなた)」や「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」のように時々目にする漢字ですが「なぎかみ」とは読みません。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「薙髪」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○はつ」の3文字
  2. 読みです
  3. 「雉」の音読みと同じ読み方です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「薙髪」の読み方、正解は・・・


正解は

「ちはつ」

です!

「薙」には「草を刈る」の他に「髪の毛をそり落とす」という意味があります。「剃髪(ていはつ)」と同じような意味ですね。

髪をそり落とすということは、かつては主に「出家して僧や尼になること」を意味していました。煩悩を断ち切るため髪をそり落としたり、世俗の虚飾をさけるため身の飾りを落としたりすることが重要とされていたのです。

「薙髪令」

ただ「髪をそり落とす」という意味で使われた例としては、中国の清朝が支配地の漢民族に北方民族の風習である薙髪を強制した「薙髪令」という法令があります。髪をそり落とすことで、満州人に対する服従の証拠としていたのです。

「頭を留めんとすれば髪を留めず,髪を留めんとすれば頭を留めず」

などという恐ろしい言葉も残されています。髪の毛をそり落とさなければ、生命の危険があったということですね。

ちょっと怖い歴史の話でしたが、これを機に「薙髪」の読み方を是非覚えてくださいね。