7月8日に座・高円寺にて全日本アマチュア芸人No.1決定戦の決勝が行われた。チケットは早くに完売し、大会の期待値の高さがうかがえた。私はこの日審査員として出演したが、盛り上がるライブの1つとしてあるのがお客さんの笑い声の質ではないだろうか。どんなに面白いネタをやってもその面白さにお客さんが気づいていなければ、会場は爆笑が起こるどころかそんなにウケないなんてこともある。

 予選は動画審査で362組がエントリーし準決勝を経て12組に絞られた。決勝は惹女香花、ナユタ、夕げ、どくさいスイッチ企画、イクラボブチャンチャン、ふねしぼり、お越しの方、ぱきゃまらど、土井集合住宅、ワンウィーク、下町モルモット、ミックストマトジュースの12組。ライブシーンでもほとんど名前を見る事がないメンバーが揃った。

 お笑いライブは自分の感性に合った部分がお客さんの笑い声を通してリンクすればするほど自分にとって面白いライブとなる。このメンバーの中では惹女香花の知名度が一番高く、テレビ神奈川で放送していた「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」にも複数回登場したこともある。特に心地良かったのがボケ1つの最大風速が惹女香花のネタだったところでもある。